カラヤン&ベルリン・フィルの黄金時代の研究サイト。カラヤンファンの私がカラヤンとドイツの名門ベルリンフィルの素晴らしさお伝えします。

ヘルベルト・フォン・カラヤンについて

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ヘルベルト・フォン・カラヤン
Herbert von Karajan
(1908-1989)

1908年4月5日、オーストリアのザルツブルク生まれの20世紀を代表する名指揮者。
1954年11月30日のフルトヴェングラー急逝をきっかけに、翌年1955年にベルリン・フィルアメリカツアーに同行、その後、終身指揮者として正式に契約します。ザビーネ・マイヤー事件などがありましたが、1989年春までベルリン・フィルと音楽活動を送った。

テレモンディアールという会社も設立し、自宅地下に編集室を作りLDを自ら製作・指揮した。その膨大な音楽資料はスイス銀行の金庫にいまだ眠るものもある。

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◆カラヤンの人間性

まず、カラヤンについてあまり知らないという方のために少し説明しますと、カラヤンは20世紀を代表すると言っても過言ではない名指揮者なんです。

カラヤンのすごいところは、まずカリスマ性。統率力が格段にあるのです。 何十人もの団員の演奏をまとめるには指揮法だけでなく作曲家の想いとか・・音楽全般に対する深い理解が必要。人間的にも未熟ではとてもつとまりません。

そして、経営力みたいのも優れています。やはりいい人材を集めるには高待遇でないとだめです。そこで、膨大な数のレコーディングをし、世界中に売りまくったのです。その結果、団員の給与は上昇し、ステータスを求めるプレイヤーを世界中から自然に集めることに成功したのです(ただし、オーボエのシェレンベルガーなど、カラヤンの一本釣りもたまにあるが・・)。

カラヤンについては今現在までに数多くの書籍があり、あえてここで逐一ご紹介することは省略したいと思います。ここではカラヤンが晩年まで精力的に取り組んだ映像関係について少しご紹介したいと思います。

◆カラヤンの演奏

音楽界においてカラヤンほど好き嫌いの分かれる指揮者はいないような気がします。金儲け主義と言った悪口を言う人がいます。確かに過去において、ウィーンで公演したオペラを国営放送が流す予定でありましたが、カラヤンは製作したレコードやビデオが売れなくなると主張。彼は絶対に妥協しないことで有名であり、とうとう放映は中止されました。

その反面、後進の指導については精力的に活動した。彼ほど若い人に多くのチャンスを与えた指揮者など他にはいない。

ビジネスを強調した活動が目に付くが、商品が売れるからこそ、ベルリン・フィルの団員の収入もアップし良い楽器を手にすることができ、そしてそれがテクニックとともに音色をさらにレベルアップさせるのだと私は思う。ベルリン・フィルの黄金時代と団員の高給の基礎はカラヤンが築いたものなのです。

実際にベルリンフィルには世界中から優れた演奏家がオーディションを受け、OBにはフルートのゴールウェイやニコレなど世界的に有名なソリストもいるのです。

カラヤンとベルリンフィルの黄金時代の演奏を聴きたい方は70年代のものを中心に聴いてみるといいでしょう。

ちなみに当サイトではカラヤンとベルリンフィルのレコーディング検索ができますでの年代で区切って調べてみてください。

1989年にカラヤンが亡くなった直後に日本でもCDなどがかなり売れたようですが、70年代や60年代のものが多かったそうです。80年代でもチャイコフスキーの悲愴とかベルリンフィル100周年記念コンサートとか名盤はあるのですが、やはりカラヤンとベルリンフィルの黄金時代の魅力的な演奏は70年代に多く集中するのです。

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◆映像技術の対する執着

カラヤンは、早くから映像について非常に興味を示しており、すでに1960年代からベルリン・フィルやウィーン交響楽団とのレコーディングを映像として残しています。だが当時はまだ、ビデオが普及していないためこの先行投資はリスクが高く、私財を投じたカラヤンは人生最大の財政危機に面したようです。しかし、黄金時代のベルリン・フィルの最高の演奏を残した数々の映像は、まさに彼の生涯をかけた遺産なのです。

特に、60年代後半から70年代に収録したドイツ・グラモフォンから発売されるベートーヴェン交響曲全集はカラヤン&ベルリン・フィルの黄金時代を象徴する作品と言えるだろう。

個人的には、この作品の演奏は他の全てのレコーディングをはるかに凌ぐ最高傑作であると思う。ライブ形式とスタジオ形式の2種類があるが、スタジオ形式については、演奏家がカメラチェンジごとにコロコロ変わり、映像的に切り貼り的な印象を与えるのはいただけないものでありましたが、演奏家は当時の黄金時代を支えるトッププレイヤーばかりであり、この中には現代最高のフルート奏者であるJ・ゴールウェイや邦人初のプレイヤーである土屋邦雄氏らの若き日の貴重な映像も見られるのは嬉しい限りです。

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この交響曲全集のすばらしさはハイレベルな演奏だけではない。交響曲第3番「英雄」と第7番では、フランスの演出家フーゴ・ニーベリングによる度肝を抜く画期的演出があったのです。オーケストラ団員を雛人形を乗せる雛壇のようなセットに放射線上に美しく配置し、カラヤンがその放射線の中心となるようにした。最上段はおそらく4m前後あったのではないだろうか。

どの位置からもカラヤンの指揮を容易に見ることができ、理想的な形ではないかと思う。映像を見る側としても新鮮味抜群であり、爽快感がある。

また、交響曲第6番「田園」では、なんと床が様々な蛍光色に変化するというもので、大変美しい。こちらは1960年代後半に作成されており、カラヤンの先見性を垣間見ることが出来る。

1988年頃、この全集はまだLDではなく確かVHDだかビデオディスク(?)だかという形で売られていたような気がします。どうしてもこの全集を手に入れたくて、これを再生するプレイヤーを探し回り、秋葉原の石丸電気で見つけたのですが、LDが普及し始めた頃なので店員からは勧められなかった。が、翌年カラヤン死去後LDとして販売されることになったのでこれを購入した。
不幸中の幸いでありました。

なお、参考までに、カラヤンはこのベートーヴェン交響曲全集を再度80年代になって手兵ベルリン・フィルを使って収録し、SonyクラシカルからLDとして発売したが、こちらは映像は美しいものの、演奏はすでに・・・です。一応所有しているが、もう10年以上聴いていない。

◆カラヤン・イン・ザルツブルク

カラヤンの私生活を垣間見れるドキュメンタリーが、「カラヤン・イン・ザルツブルク」です。これは昔、ビデオやレーザーディスクで販売されていました。また、NHKで放送されたこともあります。オーストリア郊外にある彼の邸宅や愛車のポルシェターボにエリエッテ夫人と乗り込むシーン、本番前のリハーサルや、ジェシー・ノーマンとの競演どが見られます。

◆カラヤン公式サイト

カラヤンの公式ページがあります。カラヤンの幼い頃の写真やエリエッテや二人の娘たちとの写真もあり、結構楽しいです。探してみてください。残念ながら日本語には対応していません。

カラヤンは美男子なので、どの写真を見てもホントに絵になりますね。

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