CD劣化!もはや寿命か?修復方法はあるのか?

CDが激しく劣化し、200枚以上持っていたCDのうち20枚以上が再生・修復不能になり、お釈迦になってしまいました。 この記事では、劣化した原因から、パソコンを使わずにCDをスマホに直接取り込む方法(バックアップ)、CDの適切な保管方法までをまとめてご紹介します。 大切なコレクションが全滅してしまう前に、ぜひチェックしてください。
- 劣化したCDの状態が知りたい
- パソコンなしでできるCDのバックアップ方法を知りたい
- 劣化したCDの保管方法や修復方法を知りたい
このページの目次
久しぶりにCDみたら劣化が酷い!
80年代半ば頃までに製作されたグラモフォンとフィリップスのCDの劣化が、いつの間にか始まっていました(他社の製品も同様だと思います)。 「ケースの中に入れて室内で保管しておいたから大丈夫」と過信していましたが、外に出していなくてもダメな時はダメなようです。

なんでもっと早くに点検しなかったのか・・・・(涙)
裏面はこのような感じになっています。

ちなみにこのディスクは、1960年代のカラヤン指揮ベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全集。 輸入盤で大変気に入っていたものだけに、ショックは隠しきれません。

CD劣化は中敷きのスポンジ劣化が原因
この劣化はディスク自体の寿命もあるのかもしれませんが、中敷きのスポンジが劣化してボロボロになり、ディスクに付着することによって化学反応を起こし、劣化を促進してしまったようです。 スポンジは石油製品ですから、経年による加水分解や癒着は避けられません。
続いてフィリップス。こちらはマリナー指揮アカデミー室内管のモーツァルト交響曲集。これも今ではプレミアムがつくほど貴重な名盤です。

これも同様ですね。やっぱりスポンジの劣化が原因です。黒い斑点のように見えますが、実はアルミの反射膜が剥がれて「向こうが透けて見えている」のです。ほとんどのトラックが再生不能で、ほぼ壊滅状態です。

ネットで色々見ていると、銀色の部分が完全になくなって綺麗に透明になってしまったものもありました。 完全にスケスケになったら、いっそディスプレイ用として割り切るしかないのかもしれません。
最近はYouTubeにクラシック音楽が大量にあるため、そちらを聴くことが多く、持っていたCDは保管しっぱなしになっていました。異変に気付くのが遅すぎさと後悔しています。
80年代半ばまでに生産されたCDはすでに寿命!
スポンジだけが劣化の原因ではありません。劣化が顕著に見られるのは、ディスクの中心(クランプエリア)まで銀色の盤(80年代半ばくらいまでの初期盤)です。
黒い斑点が出たり、外周がボロボロと欠けてきたりします。 こうなると音飛びだけでなく、読み込みエラーが生じてまったく再生されないことも珍しくありません。すべての初期盤がダメになるわけではありませんが、確実に寿命が近づいています。
なお、80年代後半になると対策されたようで、外周と中心が透明(ポリカーボネートが露出しているタイプ)になり、このタイプの盤は今でも目立った劣化は見られません。
このような形状のディスクです。

裏面も通常の小傷がある程度で、特に深刻な劣化はないようです。

ただし、対策された形状のCDであっても、ネット上では劣化した個体の報告がありますので、決して油断は禁物です。
ディスクのデータ自体はデジタルなので劣化しませんが、それを支えるポリカーボネートやアルミの反射膜といった「素材」自体が劣化します。寿命は諸説ありますが10年〜30年程度と言われています。 80年代半ばに購入したものであれば、とっくにその寿命を迎えていることになります。
CD全滅前にすぐにバックアップを!
初期のコンパクトディスク(中心が透明でなく銀色の盤)をお持ちの方は、一刻も早く状態をチェックして、データ化(パソコンやスマホへの取り込み)を行ってください。
特に湿度の高い部屋に長期間保管している方は危険です。斑点を見つけたら、大切なコレクションが全滅してしまう前のラストチャンスです。
CDを直接スマホにバックアップするおすすめの方法
パソコンがあればCDをバックアップするのは簡単ですが、「そもそもパソコンを持っていない」「わざわざパソコンを立ち上げるのが面倒」という方も多いはずです。 また、有料のダビングサービス等では、市販の音楽CDは著作権の都合上、受け付けてもらえません。
そこで最も手軽でおすすめなのが、**スマホ(iPhone・Android)に直接CDを取り込む方法**です。
スマホに専用の機器を接続することで、パソコンなしで直接CDの音楽を取り込むことができるようになりました. 60分の音楽CDがわずか数分で取り込み完了し、曲情報やアルバムアートワーク(ジャケット写真)も自動で取得してくれます。
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軽い傷ならクリーナーや修復機を
スケスケにハゲてしまったアルミ膜は修復できませんが、「小傷やくすみによる音飛び」程度であれば、クリーニングや研磨によって救える可能性があります。
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軽いキズやくもりに効果的で、大切なディスクを長く使いたい方におすすめです。
CDの処分方法と注意点
私の場合、バックアップを済ませたCDの100枚以上はヤフオクで売却し、数万円の収入になりました。 しかし、劣化して手の施しようがない状態になってしまうと、1円にもなりません。愛着のあるCDを手放すのは躊躇するかもしれませんが、再生できなくなってしまっては元も子もありません。
売らない場合でも、**2枚組ケースなどに使われている「中敷きのスポンジ」は今すぐ取り除いて廃棄してください。** それだけで劣化の連鎖を止めることができます。
なお、売却する場合は必ず全編を試聴してから出品してください。黒い点が1つあるだけでも音飛びの原因になります。自分のプレーヤーで問題なくても、落札者の環境で音飛びが発生するトラブルも想定されるため、商品説明には「古いものであること」を明記しましょう。
CDの適切な保管方法
ディスクは湿気が多い環境を最も嫌います。定期的に除湿機を使って部屋の湿度を下げるようにすれば、寿命を大幅に延ばすことができます。
除湿機がない場合や、コストを抑えたい場合は、**新聞紙をくしゃくしゃにしたものをCDの保管棚に入れておくだけでも湿気を吸い取ってくれる**のでおすすめです。 私は日当たりの悪い北側の部屋の押し入れに段ボールに入れて保管していましたが、これはCDにとって最悪の環境でした。
以上、CDの劣化原因とバックアップ、そして保管方法についてご紹介しました。 手遅れになる前に、ぜひご自身のコレクションを点検してみてください!





