帝王カラヤンの最期(死因)とその時の様子
帝王カラヤンの最期(死因)についてその時の様子も含めてご紹介致します。
自宅で大賀氏との談笑中に急逝
カラヤンから絶大な信頼を受けていた元Sony会長の大賀典雄氏は1989年7月16日、つまりカラヤンが他界したその日、死の直前までザルツブルク邸でカラヤンと最新の録音録画技術について話をしていたそうです。
カラヤンの執事が「主治医が心電図を取りに来ました」と伝えるとカラヤンは「そんなものは後でよい、今もっと大事な話をしているので誰も入れるな」と言ったそうです。
それから20分ぐらいして大賀氏の目の前で突然息を引き取られたのです(午後1時30分)。
心臓発作と伝えられています。
救急隊がヘリコプターで到着して必死の手当てをしましたが、息を取り戻すことはありませんでした。 そして、カラヤン家は誰にも相談することなく、翌日月曜の午後9時に遺言に従いカラヤンをアニフの教会の墓地に埋葬したのです。
元々カラヤンは心臓と背中(腰)に持病をかかえていたようです。晩年はコルセットを付けて指揮台に立っていました。
ソニー大賀典雄氏との関係
カラヤンは大変な親日家でした。特にソニーの大賀会長との親交は厚く、何でも相談する程の信頼を寄せていたようです。
ドキュメンタリー映画「カラヤンインザルツブルク」では大賀氏との対談風景が少し見られます。ポルシェターボの素晴らしい加速感の話や、自家用ジェット機を選ぶ際は今度から大賀氏の意見を聞くようにしたいと言っていますね。
カラヤンの父親は認知症みたいだったので自分はそうなりたくないせいか、車やジェット機、バイクなどスピードが出るものが一番頭がボケないと思って自ら操っていたようです。
ネットでカラヤンのお墓を見よう
お時間ありましたらカラヤン邸とお墓もご覧ください。
オーストリアのアニフ村にあるカラヤンのお墓に行かれた方の動画を見ることができます。