カラヤンとベルリンフィル研究ブログ

カラヤンと普門館

2023年11月18日 当サイトにはプロモーションが含まれます

カラヤンが1970年代にベルリンフィルとの日本公演に使用した5000人収容できる杉並区の普門館を近所に住んでる私が撮影した写真付きでご紹介致します。近年は吹奏楽の殿堂として親しまれてきましたが、老朽化により取り壊され現在は緑地になっています。建築規制の関係で再建は断念されました。

普門館

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日本公演では1977年、1979年そして1981年に東京・杉並の普門館が使用されました。客席5000席という巨大ホールです。

カラヤンが普門館を使った理由は私はわかりませんが、チケット代が稼げるホールなのが好まれたからでしょうか。

立地的にも東京文化会館やNHKホールに比べれれば決して良いとはいえませんからね。

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さらに、横長のホールは音響上も非常に悪かったようです。これは普門館がコンサート専用に作られたホールではなかったためです。

そのためカラヤンは1979年の来日時には反響板を取り付けるよう注文を出したようです。

beethoven1977年来日時のベートーヴェンチクルスでは、が同行し、交響曲の他にピアノ協奏曲第3番や第5番「皇帝」(アレクシス・ワイセンベルグ)が演奏されました。

そしてカラヤン死後、1979年の普門館での第九ライブがCD化された時は話題になりました。私も嬉しくてすぐに買ったのを覚えています。さらにその後、東京FM開局40周年記念として1977年のベートーヴェンチクルスもCD化されました。カラヤンファンにとってはたまらない企画でありました。まだまだ掘り出しものがあるものです。

下のは1979年の普門館での公演。チャイコフスキーの交響曲5番とシューベルトの未完成です。

近年、普門館といえばクラシックというよりは吹奏楽の殿堂として有名でしたが、建築基準法の関係で耐震強度改修工事を断念し利用できなくなりました。

ただし、2016年現在では取り壊しは行われてはいないようです。できることならこのまま保存して欲しいですね。

上の写真は結構前に私が撮影したものです。普門館は実家から自転車で20分ぐらいなのですぐに行けるんです。高校も近くでした。

普門館2018年冬に取り壊しへ

老朽化が著しい普門館は修復を断念し取り壊すことが決まりました。現在の条例?ではこのエリアにはこうしたホールを新たに建設することができません。かと言って、老朽化した建物を修復するのも無理なようです。

取り壊す前にちょっと写真を撮っておきました。中央奥に見えるのが普門館です。(2018年8月環七にて撮影)。

その後、もう一目見たいと思って2019年3月26日にも行ってきました。

もう壊しちゃったかなと思ったのですが、2019年3月26日時点ではまだ建物自体は残っていました。内部が終わり次第、外部取り壊しということになるのでしょう。撮影はこれが最後になりそうです。次回来る時は更地になっていることでしょう。

このエリアは立正佼成会の聖地とも言われるところで、広大な土地を所有しており、大聖堂、佼成病院、医療専門学校、佼成学園、佼成出版などがあります。

解体に伴い、座席番号札をメモリアルグッズとして販売してましたね。

なお、こちらがその後、緑地となった画像となります(一部解体中の建物が残っているかもしれません)。

やっぱり緑は癒されますね。今度ゆっくり行ってみたいと思います。

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