バンベルク交響楽団に日本人奏者はいる?現在の日本人・日系メンバーを紹介
バンベルク交響楽団には日本人奏者がいるのでしょうか。2026年現在、第2コンサートマスターの砂原亜紀、首席ファゴットの小山莉絵をはじめ、ヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエ、ファゴットに複数の日本人・日本ゆかりの奏者が在籍しています。
バンベルク交響楽団の日本人・日本ゆかりの現役奏者
ドイツ・バンベルクを本拠地とするバンベルク交響楽団。
1946年に創設され、現在はドイツ国内だけでなく、世界各地で演奏活動を行っています。
テレビ放送やコンサート映像を見ていて、「バンベルク交響楽団に日本人奏者はいるの?」「日本人らしい奏者が映っていたけれど誰?」と気になった人もいるでしょう。
2026年現在、バンベルク交響楽団には、日本人および日本にゆかりのある現役奏者が複数在籍しています。
ヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエ、ファゴットと複数のセクションで活動しており、第2コンサートマスターや首席ファゴットを務める奏者もいます。
現在在籍する日本人・日本ゆかりの奏者一覧
| 奏者 | 担当 | 主な在籍歴 |
|---|---|---|
| 砂原亜紀 | 第2コンサートマスター | 2000年~ |
| 島方遼 | 第1ヴァイオリン | 2023年11月~ |
| 西村由美 | ヴィオラ | 2003年~ |
| 小野若菜 | ヴィオラ | 2018年4月~ |
| 栗原由美 | オーボエ | 2008年~ |
| 小山莉絵 | 首席ファゴット | 2020年11月~ |
| 長谷川花 | ファゴット | 2023年12月~ |
バンベルク交響楽団に日本人奏者はいる?
はい。
2026年現在、弦楽器では砂原亜紀さん、島方遼さん、西村由美さん、小野若菜さんが在籍しています。
木管楽器では栗原由美さん、小山莉絵さん、長谷川花さんが活動しています。
特に砂原亜紀さんは第2コンサートマスター、小山莉絵さんは首席ファゴットというポジションを務めています。
砂原亜紀|第2コンサートマスター
砂原亜紀(Aki Sunahara)さんは、バンベルク交響楽団の第2コンサートマスターを務めるヴァイオリニストです。
東京でゲルハルト・ボッセ氏、岡山潔氏らに学び、その後ドイツ学術交流会の奨学生としてフライブルク音楽大学へ進みました。
同大学ではライナー・クスマウル氏に師事し、2000年3月に優秀な成績で課程を修了しています。
パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール、ライプツィヒ国際ヨハン・ゼバスティアン・バッハ・コンクールなどでも入賞歴があります。
そして2000年からバンベルク交響楽団の第2コンサートマスターを務めています。
2026年時点で在籍25年を超え、現在の日本ゆかりの奏者の中でも長いキャリアを持つ一人です。
島方遼|第1ヴァイオリン
島方遼(Ryo Shimakata)さんは、バンベルク交響楽団の第1ヴァイオリン奏者です。
若い世代のヴァイオリニストとしてヨーロッパで活動し、オーケストラ奏者として経験を重ねてきました。
2023年11月からバンベルク交響楽団の第1ヴァイオリン・セクションに在籍しています。
今回紹介するメンバーの中では比較的新しく加入した奏者の一人です。
西村由美|ヴィオラ
西村由美(Yumi Nishimura)さんは、バンベルク交響楽団のヴィオラ奏者です。
桐朋学園でヴァイオリンを学んだ後、1991年にアメリカへ渡り、サンフランシスコ音楽院でヴァイオリン、ヴィオラ、室内楽を学びました。
その後ドイツでも研鑽を積み、2003年からバンベルク交響楽団のメンバーとして活動しています。
2026年時点では在籍20年を超え、長くヴィオラ・セクションを支えてきた奏者です。
小野若菜|ヴィオラ
小野若菜(Wakana Ono)さんは、東京生まれのヴィオラ奏者です。
3歳からヴァイオリンを始め、15歳でヴィオラへ転向しました。
2011年には、オーストリアのヨハネス・ブラームス国際コンクールで第1位を獲得しています。
ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でWalter Küssner氏に学びました。
さらに2015年から2017年までベルリン・フィルのオーケストラ・アカデミーで学び、Amihai Grosz氏、清水直子氏らの指導を受けています。
2017年には細川俊夫《息吹》を東京オペラシティで初演しました。
そして2018年4月からバンベルク交響楽団のヴィオラ奏者として在籍しています。
栗原由美|オーボエ
栗原由美(Yumi Kurihara)さんは、静岡県生まれのオーボエ奏者です。
2003年から2008年まで、ライプツィヒのフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学でオーボエを学びました。
Christian Wetzel氏、Susanne Wettemann氏らに師事し、イングリッシュホルンについても学んでいます。
学生時代にはユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニーでも演奏経験を積みました。
そして2008年からバンベルク交響楽団のメンバーとして活動しています。
弦楽器だけでなく、木管セクションでも日本出身の奏者が長く在籍していることが分かります。
小山莉絵|首席ファゴット
小山莉絵(Rie Koyama)さんは、1991年にドイツ・シュトゥットガルトで生まれたファゴット奏者です。
ドイツで育ち、小山昭雄氏、Dag Jensen氏のもとでファゴットを学びました。
国内外のコンクールでも多くの実績を残しています。
- 2012年:ドイツ音楽コンクール 第1位
- 2013年:ARDミュンヘン国際音楽コンクール ファゴット部門 第1位
- 同コンクール:課題作品の演奏に対する特別賞
そのほかMuri Competitionなどでも第1位を獲得しています。
2015年から2022年まではドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンの首席ファゴット奏者を務めました。
そして2020年11月からバンベルク交響楽団の首席ファゴット奏者として活動しています。
さらに2023年からはヨーロッパ室内管弦楽団の首席ファゴットも務めています。
ソリスト、室内楽奏者としても活動し、Trio Walter、Veits-Quintett、franz ensembleなどにも参加しています。
長谷川花|ファゴット
長谷川花(Hana Hasegawa)さんは、1999年にドイツ・バイロイトで生まれ、千葉県松戸市で育ったファゴット奏者です。
13歳のときに学校の吹奏楽でファゴットを始めました。
ハンガリーのベーラ・バルトーク音楽院への交換留学を経て、2018年にドイツへ渡り、ハノーファー音楽演劇メディア大学でBence Bogányi氏に学びました。
2020年から2022年まではバイエルン放送交響楽団のオーケストラ・アカデミーに在籍しています。
国際コンクールにも参加し、Fernand Gillet-Hugo Fox International CompetitionやMuri Competitionなどで実績を残しました。
そして2023年12月1日からバンベルク交響楽団のメンバーとして活動しています。
同じファゴット・セクションには首席の小山莉絵さんも在籍しており、日本にゆかりのある奏者が複数活動しています。
ファゴットに日本ゆかりの奏者が2人在籍
現在のバンベルク交響楽団で特徴的なのが、ファゴット・セクションです。
- 小山莉絵:首席ファゴット
- 長谷川花:ファゴット
と、日本にゆかりを持つ2人の奏者が在籍しています。
小山さんは首席奏者としてセクションを率い、長谷川さんは2023年末に加わった新しい世代のメンバーです。
ヴィオラにも日本人奏者が2人在籍
ヴィオラ・セクションには、
- 西村由美:2003年から在籍
- 小野若菜:2018年から在籍
の2人が活動しています。
西村さんは20年以上、小野さんもベルリン・フィルのオーケストラ・アカデミーを経てバンベルクへ加入しました。
同じセクションで異なる世代の日本人奏者が活動していることになります。
第2コンサートマスターも日本ゆかりの奏者
ヴァイオリンでは砂原亜紀さんが第2コンサートマスターを務めています。
2000年から同じポジションを担当しており、オーケストラの第1ヴァイオリンを支える役割を長く担ってきました。
コンサートマスターは指揮者と弦楽器奏者をつなぐ重要な役割を持つため、テレビ放送や配信映像でも比較的目につきやすいポジションです。
バンベルク交響楽団とは
バンベルク交響楽団は、1946年に創設されたドイツのオーケストラです。
第二次世界大戦後、プラハから移った旧プラハ・ドイツ・フィルハーモニーの奏者たちを中心に設立されました。
ヨーゼフ・カイルベルトの時代から独自の演奏伝統を築き、その後も国内外で活動を広げてきました。
歴代の首席指揮者には、ホルスト・シュタイン、ジョナサン・ノットらがいます。
現在はヤクブ・フルシャが首席指揮者を務めています。
フルシャは2016年に就任し、2026/27シーズン以降も引き続きバンベルク交響楽団を率いることが発表されています。
本拠地はバンベルクのコンツェルトハレで、ドイツ国内だけでなく海外ツアーにも積極的に取り組んでいます。
日本との関係も長いバンベルク交響楽団
バンベルク交響楽団はこれまで日本公演も重ねており、日本のクラシック音楽ファンにも知られています。
また、2000年から第2コンサートマスターを務める砂原亜紀さんをはじめ、日本人・日本ゆかりの奏者が長期にわたって在籍しています。
現在では弦楽器と木管楽器の複数セクションに日本とのつながりを持つ奏者がいることも、楽団を見るうえで興味深い点です。
テレビや映像では日本人・日本ゆかりの奏者にも注目
バンベルク交響楽団をテレビ放送や配信映像、来日公演で見る機会があれば、指揮者やソリストだけでなくオーケストラの中にも注目してみてください。
現在は、
- 第1ヴァイオリンの砂原亜紀、島方遼
- ヴィオラの西村由美、小野若菜
- オーボエの栗原由美
- ファゴットの小山莉絵、長谷川花
が活動しています。
ただし、オーケストラでは公演ごとに出演メンバーが変わるため、全員が毎回出演するわけではありません。
ベルリン・フィルにも日本人奏者が在籍
ドイツの主要オーケストラでは、バンベルク交響楽団以外にも日本人奏者が活動しています。
ベルリン・フィルの現在・歴代の日本人団員についてはこちらの記事で紹介しています。
まとめ|バンベルク交響楽団では日本人・日本ゆかりの奏者が複数活動
2026年現在、バンベルク交響楽団には、日本人・日本にゆかりのある奏者が複数在籍しています。
- 砂原亜紀:第2コンサートマスター、2000年から在籍
- 島方遼:第1ヴァイオリン、2023年11月から在籍
- 西村由美:ヴィオラ、2003年から在籍
- 小野若菜:ヴィオラ、2018年4月から在籍
- 栗原由美:オーボエ、2008年から在籍
- 小山莉絵:首席ファゴット、2020年11月から在籍
- 長谷川花:ファゴット、2023年12月から在籍
弦楽器だけでなく、オーボエやファゴットといった木管にも日本とのつながりを持つ奏者が在籍しています。
テレビ放送やコンサート映像でバンベルク交響楽団を見る際には、それぞれのセクションで演奏する日本人・日本ゆかりの奏者にも注目してみてください。






