ニューヨーク・フィルに日本人奏者はいる?現在の日本人・日系メンバーを紹介
ニューヨーク・フィルに日本人奏者はいるのでしょうか。2026年現在、日本出身の岡本聡、工藤すみれに加え、日系ヴァイオリニストのSharon Yamadaが現役団員として在籍しています。3人の経歴や入団年を紹介します。
ニューヨーク・フィルの日本人・日系奏者|現役メンバー3人
ニューヨーク・フィルハーモニックは、1842年に創立されたアメリカを代表するオーケストラのひとつです。
ニューヨークのリンカーン・センターにあるデイヴィッド・ゲフィン・ホールを本拠地とし、さまざまな国や地域にルーツを持つ奏者が在籍しています。
テレビ放送やコンサート映像を見ていて、「ニューヨーク・フィルに日本人奏者はいるの?」「日本人や日系人らしい奏者が映っていたけれど誰?」と気になった人もいるでしょう。
2026年現在、ニューヨーク・フィルには、日本人および日系の現役奏者として少なくとも3人が在籍しています。
- Sharon Yamada:ヴァイオリン
- 岡本聡:コントラバス
- 工藤すみれ:チェロ
この記事では、現在ニューヨーク・フィルで活動する3人の経歴や入団年を紹介します。
現在在籍する日本人・日系奏者一覧
| 奏者 | 担当 | 在籍 |
|---|---|---|
| Sharon Yamada | ヴァイオリン | 1988年~ |
| 岡本聡 | コントラバス | 2003年~ |
| 工藤すみれ | チェロ | 2006年~ |
ニューヨーク・フィルに日本人奏者はいる?
はい。
2026年現在、日本出身の奏者として岡本聡さんと工藤すみれさんが在籍しています。
また、日系のヴァイオリニストであるSharon Yamadaさんも長年ニューヨーク・フィルで活動しています。
Sharon Yamadaさんはヴァイオリン、岡本さんはコントラバス、工藤さんはチェロを担当しています。
3人とも長い在籍歴を持ち、最も早く入団したSharon Yamadaさんは1988年から同楽団のメンバーです。
Sharon Yamada|ヴァイオリン
Sharon Yamadaさんは、ニューヨーク・フィルのヴァイオリン奏者です。
ロサンゼルスに生まれ、若い頃からヴァイオリンを学びました。
イェール大学では建築を専攻する一方、音楽活動にも取り組み、イェール交響楽団ではソリストやコンサートマスターとして演奏しています。
その後、イェール音楽大学で音楽修士号を取得しました。
ヴァイオリンはシモン・ゴールドベルクや秋山祥子氏らに学んでいます。
ニューヨーク・フィル加入以前には、ニューヘイブン交響楽団のアシスタント・コンサートマスターも務めました。
そして1988年にニューヨーク・フィルへ入団しました。
オーケストラでの活動に加え、ニューヨーク・フィルの奏者による室内楽公演などにも参加してきました。
2026年現在、在籍期間は30年以上になります。
岡本聡|コントラバス
岡本聡(Satoshi Okamoto)さんは、日本出身のコントラバス奏者です。
日本で音楽を学んだ後にアメリカへ渡り、オーケストラ奏者としてのキャリアを築きました。
ニューヨーク・フィルへ入団する以前には、サンアントニオ交響楽団などで演奏しています。
そして2003年にニューヨーク・フィルのコントラバス・セクションへ加入しました。
ニューヨーク・フィルでは長年にわたりコントラバス奏者として活動し、首席代行や副首席を務めた経験もあります。
コントラバスは弦楽器群の低音を支え、オーケストラ全体の響きの土台を作る重要なパートです。
岡本さんはオーケストラだけでなく、室内楽や教育活動にも取り組んできました。
工藤すみれ|チェロ
工藤すみれ(Sumire Kudo)さんは、東京生まれのチェリストです。
幼い頃からチェロを学び、日本では桐朋学園で研鑽を積みました。
その後アメリカへ渡り、ジュリアード音楽院でも学んでいます。
日本音楽コンクールなどで実績を重ね、2005年には齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞しました。
ニューヨーク・フィル入団以前には、アヴァロン弦楽四重奏団のチェリストとして活動し、室内楽や教育にも取り組んでいます。
そして2006年6月にニューヨーク・フィルのチェロ・セクションへ加入しました。
ソリストとして日本のオーケストラと共演した経験もあり、録音活動も行っています。
2026年現在もニューヨーク・フィルのチェロ奏者として活動しています。
3人とも長年ニューヨーク・フィルで活動
今回紹介した3人はいずれも、ニューヨーク・フィルで長いキャリアを築いています。
- Sharon Yamada:1988年入団
- 岡本聡:2003年入団
- 工藤すみれ:2006年入団
Sharon Yamadaさんは30年以上、岡本さんと工藤さんも20年前後にわたり同じオーケストラで活動しています。
海外のオーケストラで長期にわたって正団員として活動する日本人・日系奏者の例としても興味深い存在です。
かつて活躍した日本人ヴァイオリン奏者
ニューヨーク・フィルでは、過去にも日本人奏者が活動してきました。
その一人がヴァイオリン奏者のYoko Takebeさんです。
長年ニューヨーク・フィルで演奏し、同楽団で重要なキャリアを築いた日本人奏者として知られています。
また、ニューヨーク・フィルの元音楽監督アラン・ギルバートの母としても知られています。
現在の日本人・日系奏者だけでなく、過去をたどると日本とニューヨーク・フィルの関係には長い歴史があります。
ニューヨーク・フィルは1842年創立
ニューヨーク・フィルは1842年に創立されました。
アメリカで長い歴史を持つオーケストラのひとつで、本拠地はニューヨークのリンカーン・センターにあるデイヴィッド・ゲフィン・ホールです。
これまでグスタフ・マーラー、アルトゥーロ・トスカニーニ、レナード・バーンスタイン、ズービン・メータ、クルト・マズア、ロリン・マゼール、アラン・ギルバートらが音楽監督を務めてきました。
長い歴史の中で、アメリカ国内だけでなく世界各地から奏者を迎えてきた国際色のあるオーケストラです。
2026/27シーズンからグスターボ・ドゥダメルが音楽・芸術監督
ニューヨーク・フィルでは、2026/27シーズンからグスターボ・ドゥダメルが音楽・芸術監督を務めます。
ドゥダメルは長年ロサンゼルス・フィルで音楽・芸術監督を務め、ニューヨーク・フィルともたびたび共演してきました。
2026年からはニューヨーク・フィルを率いる立場となり、オーケストラは新しい体制に入ります。
日本人・日系奏者の3人も、この新体制の中で引き続きオーケストラの一員として活動することになります。
来日公演や映像では日本人・日系奏者にも注目
ニューヨーク・フィルの来日公演やテレビ放送、映像配信を見る機会があれば、指揮者やソリストだけでなくオーケストラの中にも注目してみてください。
ヴァイオリンのSharon Yamadaさん、コントラバスの岡本聡さん、チェロの工藤すみれさんが現役メンバーとして在籍しています。
ただし、オーケストラでは作品や公演によって出演メンバーが変わる場合があります。
特定の公演に出演しているかどうかは、当日の編成や公式情報で確認するのが確実です。
ベルリン・フィルにも日本人奏者が在籍
海外の主要オーケストラでは、ニューヨーク・フィル以外にも日本人奏者が活動しています。
ベルリン・フィルの現在・歴代の日本人団員についてはこちらの記事で紹介しています。
まとめ|ニューヨーク・フィルには日本人・日系奏者が在籍
2026年現在、ニューヨーク・フィルには、日本人・日系の現役奏者として少なくとも3人が在籍しています。
- Sharon Yamada:ヴァイオリン、1988年入団
- 岡本聡:コントラバス、2003年入団
- 工藤すみれ:チェロ、2006年入団
3人はいずれも長年ニューヨーク・フィルで活動しており、それぞれヴァイオリン、コントラバス、チェロのセクションを支えています。
また、過去にはYoko Takebeさんなど日本人奏者も在籍しており、日本とニューヨーク・フィルの関係は現在だけに限りません。
2026/27シーズンからはグスターボ・ドゥダメルが音楽・芸術監督を務め、新たな体制が始まります。
ニューヨーク・フィルをテレビやコンサート映像で見る際には、オーケストラの中で活動する日本人・日系奏者にも注目してみてください。






