パリ管弦楽団に日本人奏者はいる?現在の日本人メンバーを紹介
パリ管弦楽団に日本人奏者はいるのでしょうか。2026年現在、第2コンサートマスターの千々岩英一をはじめ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ファゴットに少なくとも5人の日本人奏者が在籍しています。現役メンバーの経歴や担当を紹介します。
パリ管弦楽団の日本人奏者|現役メンバー5人
パリ管弦楽団(Orchestre de Paris)は、1967年に創設されたフランスを代表するオーケストラのひとつです。
現在はパリのフィルハーモニー・ド・パリを本拠地として活動しています。
テレビ放送やコンサート映像を見ていて、「パリ管弦楽団に日本人奏者はいるの?」「日本人らしい奏者が映っていたけれど誰?」と気になった人もいるでしょう。
2026年現在、パリ管弦楽団には、少なくとも5人の日本人現役奏者が在籍しています。
ヴァイオリン、ヴィオラ、ファゴットと複数のセクションで活動しており、なかでも千々岩英一さんは第2コンサートマスターに相当するポジションを長年務めています。
現在パリ管弦楽団に在籍する日本人奏者一覧
| 奏者 | 担当 | 在籍 |
|---|---|---|
| 千々岩英一 | 第2コンサートマスター | 1998年~ |
| 泉沙織 | ヴァイオリン | 2010年~ |
| 中野愛 | ヴァイオリン | 2024年~ |
| 川田知穂子 | ヴィオラ | 在籍中 |
| 助野由佳 | ファゴット | 2019年~ |
パリ管弦楽団に日本人奏者はいる?
はい。
2026年現在、パリ管弦楽団の公式メンバー一覧では、
- 千々岩英一
- 泉沙織
- 中野愛
- 川田知穂子
- 助野由佳
の5人を確認できます。
ヴァイオリンに3人、ヴィオラに1人、ファゴットに1人が在籍しています。
1998年から在籍する千々岩英一さんのようなベテランから、2024年に加わった中野愛さんまで、複数世代の日本人奏者が同じオーケストラで活動しています。
千々岩英一|第2コンサートマスター
千々岩英一(Eiichi Chijiiwa)さんは、東京出身のヴァイオリニストです。
5歳からヴァイオリンとピアノを始め、東京藝術大学で学びました。
その後、フランス政府の奨学金を得てパリ国立高等音楽院へ進学し、ヴァイオリンと室内楽で一等賞を取得しています。
卒業後もパリで研鑽を積み、ソリストや室内楽奏者として活動しました。
ディオティマ弦楽四重奏団やティモス弦楽四重奏団にも参加し、現代音楽にも積極的に取り組んでいます。
マルク=アンドレ・ダルバヴィのヴァイオリン協奏曲の初演にも関わりました。
そして1998年からパリ管弦楽団の第2ヴァイオリン・ソロを務めています。
現在の英語版公式メンバー一覧ではCo-Principalとして掲載されています。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
第1ヴァイオリン前方で演奏するため、テレビ放送や配信映像でも姿を確認しやすい奏者の一人です。
2010年には、フランスの芸術文化勲章シュヴァリエを授与されています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
泉沙織|ヴァイオリン
泉沙織(Saori Izumi)さんは、日本出身のヴァイオリニストです。
幼少期からヴァイオリンを学び、東京藝術大学へ進学。
その後フランスへ渡り、パリで研鑽を積みました。
ソロだけでなく室内楽にも取り組み、フランスで演奏活動を続けています。
2010年にパリ管弦楽団へ加入し、現在もヴァイオリン奏者として在籍しています。
パリ管弦楽団公式の現役メンバー一覧でも、ヴァイオリン奏者として掲載されています。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
また、パリ管メンバーによる室内楽公演にも参加しています。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
中野愛|2024年加入のヴァイオリン奏者
中野愛(Aï Nakano)さんは、2001年大阪生まれのヴァイオリニストです。
幼少期からヴァイオリンを学び、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、パリ国立高等音楽院へ進学しました。
フランスではRoland Daugareil、Jiyoon Park、Christophe Poigetらに学んでいます。
学生時代からオーケストラ活動にも積極的に参加し、日本では佐渡裕さんが芸術監督を務めるスーパーキッズ・オーケストラでコンサートマスターを経験。
フランスでもユース・オーケストラやパリ・オペラ座関連の活動などを通じて経験を積みました。
そして2024年にパリ管弦楽団へ加入しました。
現在の公式メンバー一覧でもヴァイオリン奏者として掲載されており、今回紹介する5人の中では最も新しい世代のメンバーです。:contentReference[oaicite:5]{index=5}
川田知穂子|ヴィオラ
川田知穂子(Chihoko Kawada)さんは、パリ管弦楽団のヴィオラ奏者です。
フランスでヴィオラを学び、オーケストラや室内楽の分野で活動してきました。
パリ国立高等音楽院ではJean Sulem氏らのもとで研鑽を積んでいます。
現在はパリ管弦楽団のヴィオラ・セクションに在籍しています。
楽団公式の現役メンバー一覧にもChihoko Kawadaの名前がヴィオラ奏者として掲載されています。:contentReference[oaicite:6]{index=6}
過去のパリ管公式プログラムにも継続して名前が記載されており、長く同楽団で活動してきた奏者であることが分かります。:contentReference[oaicite:7]{index=7}
助野由佳|ファゴット
助野由佳(Yuka Sukeno)さんは、兵庫県出身のファゴット奏者です。
13歳からファゴットを始め、日本で学んだ後、2012年にヨーロッパへ渡りました。
チューリヒ芸術大学などで研鑽を積み、バンベルク交響楽団のアカデミーにも参加しています。
その後、ドイツやスイスのオーケストラで経験を重ね、2019年にパリ管弦楽団へ加入しました。
現在の公式メンバー一覧ではBassoonの奏者として掲載されています。:contentReference[oaicite:8]{index=8}
日本人メンバーの多くが弦楽器奏者である中、木管セクションで活動する日本人奏者です。
千々岩英一は1998年からパリ管を支える
現在在籍する日本人奏者の中で、最も長い在籍歴を持つのが千々岩英一さんです。
1998年から第2ヴァイオリン・ソロとして在籍しており、2026年時点で25年以上パリ管弦楽団で活動しています。
本人はパリ管のインタビューで、第2ソロとして第1コンサートマスターを支えることが重要な役割だと説明しています。:contentReference[oaicite:9]{index=9}
オーケストラの前方に座るため、映像でパリ管を見る場合にも比較的確認しやすいポジションです。
ヴァイオリンには日本人奏者が3人在籍
現在のパリ管弦楽団では、ヴァイオリン・セクションに3人の日本人奏者が在籍しています。
- 千々岩英一:1998年から在籍
- 泉沙織:2010年から在籍
- 中野愛:2024年から在籍
加入時期が大きく異なり、ベテランから若い世代まで日本人奏者が継続して加わっていることが分かります。
パリ管弦楽団とは
パリ管弦楽団は、1967年に創設されたフランスのオーケストラです。
前身はパリ音楽院管弦楽団で、その伝統を受け継ぐ形で新たなオーケストラとして発足しました。
初代音楽監督はシャルル・ミュンシュです。
その後、
- ヘルベルト・フォン・カラヤン
- ゲオルク・ショルティ
- ダニエル・バレンボイム
- セミヨン・ビシュコフ
- クリストフ・フォン・ドホナーニ
- クリストフ・エッシェンバッハ
- パーヴォ・ヤルヴィ
- ダニエル・ハーディング
らが同楽団を率いてきました。
2021年9月からはクラウス・マケラが音楽監督を務めています。:contentReference[oaicite:10]{index=10}
2027年からエサ=ペッカ・サロネンが首席指揮者へ
現在の音楽監督クラウス・マケラは、2027年までパリ管弦楽団との任期を務める予定です。
その後、2027年9月からエサ=ペッカ・サロネンが首席指揮者に就任することが発表されています。
任期は5年間とされています。:contentReference[oaicite:11]{index=11}
パリ管弦楽団は2027年に新たな指揮者体制へ移ることになります。
本拠地はフィルハーモニー・ド・パリ
現在の本拠地は、パリ19区にあるフィルハーモニー・ド・パリです。
定期演奏会を中心に、教育活動、室内楽、海外ツアーなど幅広い活動を行っています。
楽団は100人を超える奏者で構成され、国籍も多様です。
その中で、日本人奏者も弦楽器と木管楽器の複数セクションで活動しています。
日本との関係も長いパリ管弦楽団
パリ管弦楽団はこれまで何度も日本を訪れています。
カラヤン、バレンボイム、エッシェンバッハ、パーヴォ・ヤルヴィ、マケラなど、時代ごとに異なる指揮者と来日してきました。
日本人奏者が複数在籍していることもあり、日本のクラシック音楽ファンにとって比較的なじみのある海外オーケストラのひとつです。
テレビや映像では日本人奏者にも注目
パリ管弦楽団をテレビ放送や配信映像、来日公演で見る機会があれば、指揮者やソリストだけでなく、オーケストラの中にも注目してみてください。
現在は、
- 第1ヴァイオリン前方の千々岩英一
- ヴァイオリンの泉沙織
- ヴァイオリンの中野愛
- ヴィオラの川田知穂子
- ファゴットの助野由佳
が在籍しています。
ただし、オーケストラでは公演ごとに編成や出演奏者が変わるため、5人全員がすべての公演へ出演するわけではありません。
ベルリン・フィルにも日本人奏者が在籍
ヨーロッパの主要オーケストラでは、パリ管弦楽団以外でも多くの日本人奏者が活動しています。
ベルリン・フィルの現在・歴代の日本人団員についてはこちらの記事で紹介しています。
まとめ|パリ管弦楽団には日本人奏者が5人在籍
2026年現在、パリ管弦楽団には少なくとも5人の日本人現役奏者が在籍しています。
- 千々岩英一:第2コンサートマスター、1998年から在籍
- 泉沙織:ヴァイオリン、2010年から在籍
- 中野愛:ヴァイオリン、2024年から在籍
- 川田知穂子:ヴィオラ
- 助野由佳:ファゴット、2019年から在籍
特に千々岩英一さんは25年以上にわたって第1ヴァイオリン前方の重要なポジションを務めています。
一方、2024年加入の中野愛さんのような新しい世代も加わり、複数世代の日本人奏者が同じ楽団で活動しています。
パリ管弦楽団をテレビや映像、コンサートで見る機会があれば、それぞれのセクションで演奏する日本人奏者にも注目してみてください。






