クリーヴランド管弦楽団に日本人奏者はいる?現在の日本人メンバーを紹介
アメリカを代表する名門オーケストラのひとつ、クリーヴランド管弦楽団。
世界屈指の精密なアンサンブルで知られ、ニューヨーク・フィル、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団とともに、アメリカの「ビッグ5」のひとつに数えられています。
テレビ放送やコンサート映像を見ていて、 「クリーヴランド管弦楽団に日本人奏者はいるの?」 「日本人らしい奏者が映っていたけれど誰?」 と気になった方もいるのではないでしょうか。
2026年現在、クリーヴランド管弦楽団では、第1ヴァイオリンの橋爪美穂さんと、首席チューバの杉山康人さんが日本人奏者として活躍しています。
この記事では、現在クリーヴランド管弦楽団に在籍する日本人奏者を紹介します。
| 奏者 | 担当 |
|---|---|
| 橋爪美穂 | 第1ヴァイオリン |
| 杉山康人 | 首席チューバ |
クリーヴランド管弦楽団に日本人奏者はいる?
はい。2026年現在、クリーヴランド管弦楽団には日本人の現役奏者が在籍しています。
弦楽器では橋爪美穂さんが第1ヴァイオリンを担当し、金管楽器では杉山康人さんが首席チューバという重要なポジションを務めています。
2人とも長年にわたってクリーヴランド管弦楽団を支えてきたベテラン奏者です。
現在在籍する日本人奏者
橋爪美穂|第1ヴァイオリン
橋爪美穂(Miho Hashizume)さんは、クリーヴランド管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者です。
東京で生まれ育ち、桐朋学園で学びました。
桐朋学園では高校課程から音楽を学び、その後、同校で音楽学士号を取得しています。
さらにアメリカへ渡り、ワイオミング大学やクリーヴランド音楽院でも研鑽を積みました。
これまでに有田正広さん、江藤アンジェラさん、江藤俊哉さん、デイヴィッド・アップデグラフらに師事しています。
クリーヴランド管弦楽団に入団する以前は、トロント交響楽団のメンバーとして活動していました。
そして1995年にクリーヴランド管弦楽団へ入団。
以来、第1ヴァイオリン・セクションの一員として、長年にわたって楽団のサウンドを支えています。
オーケストラ活動だけでなく室内楽にも積極的で、クリーヴランド管弦楽団のメンバーによるAmici String Quartetでも演奏しています。
また、古楽アンサンブルApollo’s Fireでも長年活動し、ソリストとして各地の音楽祭にも出演しています。
教育活動にも携わり、オーバリン音楽院やケース・ウェスタン・リザーブ大学などで後進の指導を行ってきました。
杉山康人|首席チューバ
杉山康人(Yasuhito Sugiyama)さんは、クリーヴランド管弦楽団の首席チューバ奏者です。
兵庫県出身で、大阪の相愛大学を卒業しました。
相愛大学では、大阪フィルハーモニー交響楽団の唐川集三さんに師事しています。
その後アメリカへ渡り、ノースウェスタン大学でレックス・マーティンに学びました。
さらに、バイエルン国立歌劇場やミュンヘン・フィルで活躍したロバート・トゥッチにも師事しています。
杉山さんの経歴で特に注目されるのが、クリーヴランド管弦楽団に入る前にウィーン国立歌劇場管弦楽団で演奏していたことです。
2003年から2005年までウィーン国立歌劇場管弦楽団に在籍し、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏活動にも加わりました。
そして2006年1月、クリーヴランド管弦楽団の首席チューバ奏者に就任しました。
チューバはオーケストラの金管セクションで最も低い音域を担当し、響き全体の土台を支える重要な楽器です。
その首席奏者として長年在籍している杉山さんは、クリーヴランド管弦楽団の金管サウンドを支える中心的な奏者のひとりです。
日本人が首席チューバを務める珍しさ
海外の有力オーケストラで活躍する日本人奏者というと、ヴァイオリンやヴィオラなど弦楽器奏者が比較的多く見られます。
その中で、杉山康人さんがアメリカを代表するオーケストラの首席チューバを長期間務めていることは、非常に注目される経歴です。
さらにウィーン国立歌劇場管弦楽団での経験を経てクリーヴランド管弦楽団へ移っている点からも、国際的に高い評価を受けてきた奏者であることが分かります。
クリーヴランド管弦楽団とは
クリーヴランド管弦楽団は、1918年にアメリカ・オハイオ州クリーヴランドで創設されました。
ニューヨーク・フィル、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団とともに、アメリカの「ビッグ5」と呼ばれる名門オーケストラです。
特に長年音楽監督を務めたジョージ・セルの時代に、精密で透明感のあるアンサンブルを確立しました。
その後もロリン・マゼール、クリストフ・フォン・ドホナーニ、フランツ・ウェルザー=メストら世界的な指揮者が楽団を率いてきました。
現在もクリーヴランドのセヴェランス・ミュージック・センターを本拠地として活動しています。
日本との関係も深いクリーヴランド管弦楽団
クリーヴランド管弦楽団は、日本公演や録音を通じて日本のクラシック音楽ファンにも親しまれてきました。
特にジョージ・セルやクリストフ・フォン・ドホナーニ、フランツ・ウェルザー=メスト指揮による録音は、日本でも数多く発売されています。
現在も橋爪美穂さんと杉山康人さんという日本人奏者が楽団の中で活躍していることは、日本とクリーヴランド管弦楽団との人的なつながりを示す例でもあります。
まとめ
2026年現在、クリーヴランド管弦楽団では、橋爪美穂さんと杉山康人さんが日本人奏者として活躍しています。
橋爪美穂さんは1995年から第1ヴァイオリン奏者として在籍し、長年にわたってクリーヴランド管弦楽団の弦楽セクションを支えています。
杉山康人さんはウィーン国立歌劇場管弦楽団での活動を経て、2006年からクリーヴランド管弦楽団の首席チューバを務めています。
テレビ放送やコンサート映像でクリーヴランド管弦楽団を見る際には、第1ヴァイオリンの橋爪美穂さんと、金管セクションの杉山康人さんにも注目してみてはいかがでしょうか。





