サイレントバイオリンは本当に迷惑にならない?夜の練習で使える静音テクニック完全ガイド

「サイレントバイオリンなら夜でも弾ける」――これは半分正解で、半分は誤解です。実はサイレントバイオリンでも、生音・振動・床への響きはゼロにはなりません。
とはいえ、適切な対策をすればマンションの夜でも十分に練習できる静かさになります。
- サイレントバイオリンの生音はどれくらい?
- 夜の練習で近隣に響くポイント
- マンション・アパートで必須の静音対策
- 30分×2回で効率よく練習する方法
このページの目次
サイレントバイオリンの生音はどれくらい?
テレビの「小音量」くらいの生音は出る
サイレントバイオリンは電子楽器ですが、弓で弦をこすると意外と生音が出ます。目安としては、
| サイレントバイオリンの生音 | 40〜45dB(小さめのテレビ程度) |
|---|---|
| 普通のバイオリン | 75〜90dB(掃除機〜電車レベル) |
普通のバイオリンに比べると圧倒的に静かですが、完全無音ではありません。
夜に響きやすい音・響きにくい音
響きやすいのは「低い振動」
実際に夜に響くのは「音」よりも振動です。
- 足元 → 床 → 階下に伝わる振動
- 椅子の脚 → 床 → 壁
- 弓の雑音(ゴリゴリ音)
逆に、ヘッドホンから出る音は周囲にはほとんど漏れません。
マンションでの夜練を静かにする方法【最重要】
① 足元に「厚手のマット」か「ジョイントマット」
もっとも効くのがこれ。足元からの振動は大きいので、
- 厚手ラグ
- ジョイントマット(2cm厚)
- ヨガマットの二重敷き
いずれかを敷くとかなり改善します。
② 椅子の脚に「カバー」か「ソフトクッション」
椅子の脚が固い床に触れると振動がダイレクトに伝わります。
100均の椅子脚カバーで十分効果があります。
③ 弓の圧を「軽め」にする
初心者がやりがちなのが、弓を押しつけすぎてゴリゴリ音が出ること。
深夜の練習は、弓圧を弱めてボウイングの滑りを重視すると一気に静かになります。
④ 窓際は避ける
窓は音を反射するため、廊下や外に響くことがあります。
夜は必ず部屋の中央寄りで練習しましょう。
サイレントバイオリン+夜練のおすすめルーティン
「30分 × 2回」に分けると効率が良い
バイオリンは長時間ぶっ通しで弾くより、
- 朝 10〜15分(基礎)
- 夜 20〜30分(曲)
のような分割型が上達が早いです。
基礎練習はサイレントでも十分
- 運弓
- ストレートボウ
- 左手のフォーム
- スケール練習
これらはサイレントバイオリンでも問題なくできます。
月に1回だけ「生バイオリン」を確認すればOK
サイレントではどうしても「響き」が分かりづらいので、
- 教室の体験に行く
- カラオケで生音を出してみる
- 貸しスタジオに入る
などで月1回、生の音量と音質を確認しておくと上達が早いです。
夜でも安心して練習できるおすすめモデル
- 音量が小さい
- 重量が軽め(600g前後)
- 必要な付属品が一式揃う
この3つを満たすモデルを選べば、夜の練習でも無理なく続けられます。
まとめ|サイレントバイオリン+静音対策で夜練は十分可能
サイレントバイオリンは夜でも練習できますが、静音対策なしだと振動で響くことがあります。
この記事の内容を実践すれば、マンションでも安心して深夜に練習できる「静音環境」が作れます。
- サイレントでも生音は出る(40〜45dB)
- 夜に響くのは「音」より「振動」
- 足元マット+椅子カバーが最重要
- 弓圧を軽めにするだけでもかなり静かになる
バイオリンを音の問題で諦めていた人こそ、サイレントバイオリンは大きな味方になります。
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