バイエルン放送交響楽団に日本人奏者はいる?現在の日本人・日系メンバーを紹介

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世界屈指のオーケストラのひとつとして知られるバイエルン放送交響楽団(BRSO)

ドイツ・ミュンヘンを本拠地とし、オイゲン・ヨッフム、ラファエル・クーベリック、コリン・デイヴィス、ロリン・マゼール、マリス・ヤンソンスなど、世界的な指揮者たちと長い歴史を築いてきました。

現在はサー・サイモン・ラトルが首席指揮者を務めています。

そんなバイエルン放送交響楽団をテレビや映像で見ていて、 「日本人奏者はいるの?」 「日本人らしい奏者が映っていたけれど誰?」 と気になった方もいるのではないでしょうか。

2026年現在、バイエルン放送交響楽団には、日本人および日本にルーツを持つ現役奏者が在籍しています。

この記事では、現在活躍している日本人・日系メンバーを紹介します。

奏者担当在籍
湯浅江美子第1ソロ・ヴィオラ2022年~
Katharina Aki Jäckleチェロ2015年~
Sayaka Selina Studerチェロ2024年~

バイエルン放送交響楽団に日本人奏者はいる?

はい。2026年現在、バイエルン放送交響楽団には日本人ヴィオラ奏者の湯浅江美子さんが在籍しています。

湯浅さんは現在、ヴィオラ・セクションの重要なポジションである第1ソロ・ヴィオラ(1st Principal Viola)を務めています。

さらにチェロには、ドイツと日本にルーツを持つKatharina Aki Jäckleさん、スイスと日本にルーツを持つSayaka Selina Studerさんが在籍しています。

日本生まれの奏者だけでなく、日本にルーツを持つ演奏家が複数活躍している点も、現在のバイエルン放送交響楽団の特徴のひとつです。

現在在籍する日本人・日系奏者

湯浅江美子|第1ソロ・ヴィオラ

湯浅江美子(Emiko Yuasa)さんは、1995年に日本で生まれたヴィオラ奏者です。

桐朋学園音楽高等学校を経て桐朋学園大学で学び、ヴァイオリンを豊田弓乃氏、ヴィオラを佐々木亮氏に師事しました。

その後ドイツへ渡り、ミュンヘン音楽・演劇大学でハリオルフ・シュリヒティヒ氏にヴィオラを学び、学士課程と修士課程を修了しています。

2021年にはヒンデミット国際ヴィオラ・コンクールで第1位、2022年には東京国際ヴィオラコンクールで第2位を獲得するなど、国際コンクールでも実績を重ねています。

バイエルン放送交響楽団では2022年からソロ・ヴィオラ奏者として活動し、その後さらに上位のポジションへ進み、2024年から第1ソロ・ヴィオラを務めています。

現在のバイエルン放送交響楽団公式メンバー一覧でも、ヴィオラ・セクションの1st Principal Violaとして掲載されています。

世界最高水準のオーケストラでヴィオラ・セクションを牽引する日本人奏者として、特に注目したい存在です。

Katharina Aki Jäckle|チェロ

Katharina Aki Jäckle(カタリーナ・アキ・イェックレ)さんは、1989年にドイツ・シュタルンベルクで生まれたチェリストです。

バイエルン放送交響楽団の公式プロフィールでは、ドイツと日本にルーツを持つ音楽一家の出身と紹介されています。

5歳からピアノ、8歳からチェロを学び、2002年にはミュンヘン音楽・演劇大学のジュニア学生となり、Wen-Sinn Yang氏に師事しました。

その後、ベルリン芸術大学でJens Peter Maintz氏に学び、ディプロマおよび修士課程を修了しています。

2007年の「Jugend musiziert」チェロ独奏部門第1位をはじめ、国際ドッツァウアー・コンクール、ヒンデミット国際コンクールなどでも入賞しています。

オーケストラ奏者としては、2012年にベルリン・ドイツ交響楽団のフェレンツ・フリッチャイ・オーケストラ・アカデミーで活動を開始しました。

そして2013年にバイエルン放送交響楽団へ移り、2015年から正団員となっています。

今回紹介する3人の中では、現在のバイエルン放送交響楽団で最も長く在籍している日本ゆかりの奏者です。

Sayaka Selina Studer|チェロ

Sayaka Selina Studer(サヤカ・セリナ・シュトゥーダー)さんは、スイス・チューリヒ生まれのチェリストです。

バイエルン放送交響楽団の公式プロフィールでは、スイスと日本にルーツを持つチェリストと紹介されています。

バーゼル音楽院でThomas Demenga氏に学んだ後、パリ国立高等音楽院、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で研鑽を積みました。

さらにベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーの奨学生として、ベルリン・フィルのチェロ奏者Ludwig Quandt氏からも指導を受けています。

アントニオ・ヤニグロ国際チェロコンクールをはじめ、複数の国内外のコンクールで入賞。ソリストや室内楽奏者としても活動してきました。

オーケストラではハンブルク交響楽団で約2年間、第2首席チェロ奏者を務めた後、2024年にバイエルン放送交響楽団のチェロ・セクションへ加入しました。

なお、一部の公演資料などで別の楽器パートとして記載されているケースもありますが、現在のバイエルン放送交響楽団公式プロフィールおよび公式メンバー一覧では、明確にチェロ(Violoncello)として掲載されています。

2026年11月にはサイモン・ラトルと来日

バイエルン放送交響楽団は、2026年11月にサー・サイモン・ラトルと来日します。

今回の日本ツアーでは、兵庫、川崎、東京で公演が予定されています。

日程会場主な内容
11月21日兵庫県立芸術文化センタークリスチャン・ツィメルマン出演
11月22日ミューザ川崎シンフォニーホールイザベル・ファウスト出演
11月24日東京芸術劇場マーラー:交響曲第2番「復活」
11月25日サントリーホール武満徹、ベートーヴェン、ストラヴィンスキー
11月26日サントリーホールドヴォルザーク、ベルク、シューベルト
11月27日サントリーホール武満徹、ベートーヴェン、ラフマニノフ

11月24日の東京芸術劇場公演では、マーラーの交響曲第2番「復活」が演奏されます。

11月25日と27日のサントリーホール公演には、ピアニストのクリスチャン・ツィメルマンが出演し、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を演奏します。

11月26日にはイザベル・ファウストがベルクのヴァイオリン協奏曲で共演します。

また、11月25日と27日には日本を代表する作曲家武満徹「鳥は星形の庭に降りる」も取り上げられます。

来日公演で今回紹介した3人がすべての公演に出演するかどうかは、その日の編成によって異なります。

ただしテレビ放送や映像配信などが行われれば、演奏中に映る日本人・日系奏者について検索する人が増える可能性もありそうです。

まとめ

2026年現在、バイエルン放送交響楽団には、日本人・日本にルーツを持つ現役奏者として、湯浅江美子さん、Katharina Aki Jäckleさん、Sayaka Selina Studerさんが在籍しています。

湯浅江美子さんは第1ソロ・ヴィオラという重要なポジションを務め、Katharina Aki JäckleさんとSayaka Selina Studerさんはチェロ・セクションで活躍しています。

2026年11月にはサイモン・ラトルとともに日本公演も予定されているため、バイエルン放送交響楽団を日本で目にする機会も増えそうです。

来日公演やテレビ放送を見る際には、オーケストラの中で活躍する日本人・日系奏者にも注目してみてはいかがでしょうか。

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