ベルリン・フィル2027年来日決定!カラヤン初来日から70周年
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の2027年来日公演が正式に発表されました。
今回の来日は、ベルリン・フィルがヘルベルト・フォン・カラヤンとともに初めて日本を訪れた1957年から、ちょうど70年となる記念公演です。
2027年6月30日のミューザ川崎シンフォニーホールを皮切りに、東京芸術劇場、そして河口湖ステラシアターで開催される「ヴァルトビューネ河口湖2027」まで、5日間連続で計5公演が予定されています。
指揮はダニエル・ハーディング。さらにベルリン・フィル第1コンサートマスターの樫本大進さんがソリストとして登場します。
カラヤンとベルリン・フィルを中心に扱ってきた当サイトとしては、単なる来日公演以上に意味のある節目と言えるでしょう。1957年にカラヤンが率いて初めて日本の聴衆の前に姿を現してから70年。ベルリン・フィルと日本との長い関係を改めて振り返る機会にもなりそうです。
ベルリン・フィル2027年来日公演の日程
今回の来日では、川崎と東京で「来日70周年記念 特別公演」が行われ、その後、河口湖ステラシアターで3日間にわたる「ヴァルトビューネ河口湖2027」が開催されます。
| 日程 | 会場 | 開演 |
|---|---|---|
| 2027年6月30日(水) | ミューザ川崎シンフォニーホール | 19:00 |
| 2027年7月1日(木) | 東京芸術劇場 コンサートホール | 19:00 |
| 2027年7月2日(金) | 河口湖ステラシアター | 17:30 |
| 2027年7月3日(土) | 河口湖ステラシアター | 17:30 |
| 2027年7月4日(日) | 河口湖ステラシアター | 17:30 |
川崎・東京の2公演と、河口湖での3公演では性格の異なるプログラムが組まれる予定です。
指揮はダニエル・ハーディング
2027年来日公演でベルリン・フィルを率いるのは、ダニエル・ハーディングです。
ハーディングはベルリン・フィルと長い関係を持つ指揮者の一人で、ベルリン・フィル公式サイトも2027年6月のヴァルトビューネ公演について、両者の関係が30年に及ぶと紹介しています。
現在ではベルリン・フィルをはじめ、ヨーロッパの主要オーケストラへ定期的に客演する存在となりました。
2027年の日本公演では、そのハーディングが来日70周年という節目の舞台を任されます。
樫本大進さんがチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏
もう一つ大きな注目点が、ベルリン・フィル第1コンサートマスターの樫本大進さんがソリストとして登場することです。
公式発表によれば、樫本さんがベルリン・フィルの日本公演でソリストを務めるのは14年ぶりです。
演奏するのはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
普段はオーケストラの中核としてベルリン・フィルを支える樫本さんが、今回はオーケストラを背に協奏曲の独奏を務めることになります。
日本人のベルリン・フィル団員として長年活躍してきた樫本さんだけに、今回の来日公演を象徴する組み合わせの一つになりそうです。
川崎・東京公演はワーグナー、チャイコフスキー、ブラームス
川崎と東京で行われる「特別公演」では、ワーグナー、チャイコフスキー、ブラームスという重量級のプログラムが予定されています。
- ワーグナー:歌劇《タンホイザー》序曲
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
- ブラームス:交響曲第2番
ベルリン・フィルらしい厚みのある響きを楽しめる作品が並びました。
とりわけブラームスの交響曲第2番は、カラヤン時代のベルリン・フィルを思い出す人も多いでしょう。
もちろん2027年のベルリン・フィルはカラヤン時代とはまったく異なるオーケストラですが、70年前の初来日を意識すると、ドイツ・ロマン派の中核作品がプログラムに入っていることにも感慨があります。
河口湖では「ヴァルトビューネ」が再び開催
7月2日から4日までは、河口湖ステラシアターで「ヴァルトビューネ河口湖2027」が開催されます。
ベルリンのヴァルトビューネ野外コンサートは、ベルリン・フィルのシーズンを締めくくる恒例イベントです。
2025年には、そのスタイルを取り入れた公演が河口湖で開催されました。
今回の2027年公演では、ベルリンで6月26日に開催されるシーズン最終公演から間を置かず、日本へ移動して河口湖公演が行われます。
ベルリンのヴァルトビューネで演奏される華やかな作品群を、日本の野外劇場で楽しめるという企画です。
1957年、カラヤンとベルリン・フィルが初来日
そして当サイトとして最も注目したいのが、2027年がベルリン・フィル初来日70周年にあたることです。
ベルリン・フィルが初めて日本へやって来たのは1957年。
指揮台に立っていたのはヘルベルト・フォン・カラヤンでした。
カラヤンがベルリン・フィルの終身首席指揮者に就任したのは1955年。そのわずか2年後に、カラヤンとベルリン・フィルは遠く日本までやって来ています。
現在のようにヨーロッパのオーケストラが頻繁に日本公演を行う時代ではありません。
飛行機で海外へ行くこと自体がまだ特別だった1950年代、日本のクラシック音楽ファンにとって「カラヤンとベルリン・フィルがやって来る」という出来事がどれほど大きかったかは、現在とは比較にならないでしょう。
その1957年からちょうど70年後に行われるのが、今回の2027年来日公演です。
カラヤン亡き後も続くベルリン・フィルと日本の関係
カラヤンはその後もベルリン・フィルと何度も日本を訪れました。
1960年代、1970年代、1980年代と、日本の聴衆にとってカラヤンとベルリン・フィルは特別な存在になっていきました。
特に1970年代以降はテレビ放送やレコードによってカラヤン人気が爆発し、来日公演は大きな社会的関心を集めるイベントとなりました。
カラヤンが1989年に亡くなった後も、ベルリン・フィルと日本との関係は途切れていません。
アバド、ラトル、ペトレンコの時代へと移り変わりながら、ベルリン・フィルは日本公演を続けてきました。
2027年の公演は、そんな70年間の歴史の延長線上にあります。
チケット情報は今後発表予定
2026年10月24日現在、公演日程、会場、指揮者、出演者などは発表されていますが、詳細なチケット料金や発売スケジュールについては今後の発表を待つ部分があります。
特に東京芸術劇場とミューザ川崎の公演は人気が集中する可能性があります。
樫本大進さんがソリストとして出演すること、そしてベルリン・フィル初来日70周年という記念公演であることを考えると、チケット発売時にはかなり注目されるでしょう。
新しいチケット情報が発表され次第、当サイトでも追記していきます。
まとめ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の2027年来日公演は、6月30日から7月4日まで計5公演が開催されます。
指揮はダニエル・ハーディング、ヴァイオリン独奏は第1コンサートマスターの樫本大進さん。
そして何より、2027年はカラヤンとベルリン・フィルが初めて日本を訪れた1957年から70周年にあたります。
現在のベルリン・フィルを聴く公演であると同時に、カラヤン時代から続いてきたベルリン・フィルと日本との長い歴史を振り返る公演でもあります。
70年前、日本の聴衆を驚かせたカラヤンとベルリン・フィル。
その歴史が2027年、新たな1ページを迎えます。


