バイオリン挫折→再チャレンジするためにおすすめの教本と注意点は?
過去にバイオリンを挫折してしまった大人の方が再チャレンジするために必要な教本や注意点などをわかりやすく解説しています。
今度こそバイオリンをマスターして弾けるようになりたい方は是非ご覧下さい。

このページの目次
バイオリン挫折→再チャレンジするためにおすすめの教本と注意点は?
バイオリンに挫折する主な原因は下記のようなものではないでしょうか。
・仕事や勉強が忙しくなった
・近所迷惑で練習できなくなった
・近くに名講師がいない
・楽譜が読めない
特に多そうなのが音ですね。周囲に気兼ねして弾かなくなってしまいそのままバイオリンをやめてしまったというケースはよくあります。
またバイオリン教本(市販本)への不満が挫折につながるケースもよくあります。
・進度が早すぎる
・説明がないところがある
・わかる人がわかる説明
・ポジションマークが中途半端
・DVDの内容が貧弱
DVD付きの教本であってもビブラートのかけ方がなかったり、楽譜が読めないと進みずらいといった内容もあり、初心者に厳しい教本は結構あります(^^♪。
しっかりした基礎と簡単な練習方法が市販の書籍には欠けているような気がします。
なので市販本に不満で何冊も買う方がいますが、あまり効果が上がりません。
バイオリン再チャレンジに必要なこと
バイオリン初心者向けに特化した教本を選ぶこと
解説が丁寧で充実した内容のバイオリン教本を選ぶこと
一番重要なのは丁寧な解説と充実した内容の教本を選ぶことです。前述のように書店に売ってるような入門用教本は一冊で完結という内容なので説明が簡略すぎます。
初心者の方には上の条件を満たす丁寧な解説があるDVD付き教本がおすすめです。
短期で弾けるようになるバイオリン教本を選ぶこと
音大受験やプロのバイオリンを目指すというなら別ですが、できるだけ短期で弾けるようにならないと挫折率が高まります。特に楽器は楽譜から入ると挫折しやすくなるので、短期で弾けるようになることを前提にした教本でないとダメです。
「理屈よりも体で覚える」といった感じです。

バイオリン演奏による騒音に気を付けること
テクニックの問題はなんとかなるとして、楽器で面倒なのは音です。特にマンションやアパートのような集合住宅や密集住宅地にある一戸建てで防音設備がないと楽器練習は厳しくなります。
では音の問題をできるだけ解決するような方法はどのようなものがあるでしょうか。
バイオリンの練習場所を確保する
今は一畳程度のレンタルルームがあります。しかし、これは一部の都市だけであって、郊外にはほとんどありません。しかも都内某レンタルスタジオの場合、30分で1000円前後と結構かかります。
毎日2時間利用すると12万円にもなってしまいます。半分に減らしても6万円です。あまり現実的ではありません。
楽器の上達は練習量に比例しますのでたまに利用するぐらいではなかなか上達せずまた挫折してしまいます。
外でバイオリンを練習することもできますが、基本的にバイオリンは室内で演奏すること前提にした楽器です。暑さや寒さ、ホコリも楽器に良くありません。
しかもバイオリン初心者の音はあまり聞こえが良くないので通行人に聴かれたくないところではあります。
また、近くに民家があればクレームをつけられる可能性もありますのであまり外での練習はおすすめできるものではありません。
生バイオリンに弱音器(ミュート)をつけてみる
では、自宅を練習の場とする場合ですが、弱音器(ミュート)を付ければだいぶ音を小さくすることはできます。
ただし、軽いゴム製のミュートは安いですが、消音効果が低いです。ゴム製よりも消音効果の高い金属製は重かったり楽器に傷が付くのも心配です。
金属製とゴム製のミュートの比較動画があるので見てみて下さい。最初が金属製で次がゴム製です。
やはり金属製の方がゴム製よりも消音効果が高いのがすぐにわかります。
多少重くなりますが、中高齢の方や非力な女性でなければ金属製のミュートを使った方がいいでしょう。
電子バイオリンが自宅での練習におすすめ
今、趣味で自宅でバイオリンを始めようとする方が選ばれるのが電子バイオリンです。
電子バイオリンは弱音器を付けた生バイオリンよりもさらに音を小さくできるので、深夜でない限り自宅でのバイオリン練習が可能になります。毎日バイオリンを練習できる喜びをたっぷり味わうことができるのが電子バイオリンなのです。
では電子バイオリンがどんなものなのか実際に動画で確認してみて下さい。
とにかくバイオリンで挫折しないようにするためには、初期の段階でたっぷり練習して一日でも早く簡単な曲でもいいので弾けるようになることです。
半年や一年で一曲では嫌になって挫折してしまうのも無理ありません。
そういった意味では過去にバイオリンで挫折してしまった方に最もおすすめなのが電子バイオリンかもしれません。
バイオリンを手放してしまった場合
過去にバイオリンを挫折してしまっても保管しているのならそのバイオリンを使えば良いのですが、売ってしまったり、処分してしまった場合はまた買いなおさなくてはなりません。
生バイオリンと電子バイオリンのどちらがおすすめでしょうか。簡単の区別すると以下の通りです。
┣音色重視→生バイオリン
┗練習量重視→電子バイオリン
人に気兼ねなく練習する場所があれば生バイオリンの方がいいに決まってます。
騒音を気にして過去にバイオリンを挫折された方は電子バイオリンが無難です。価格も生バイオリンより安目です。
電子バイオリンの注意点
電子バイオリンは電子機器が内蔵されているので購入する際に少し注意が必要です。
安い電子バイオリンはアンプを通すとノイズが発生する
電子バイオリンでよくあるトラブルがアンプを通すとノイズが発生するというケースです。これは2万円以下ぐらいで買える安物の電子バイオリンでよく起こります。
元々安物はそのような出来なので、修理とか交換では解決しません。購入してもすぐにヤフオクなどで売ってしまって新しい楽器を買いなおすハメになります。
最初から高品質の電子バイオリンか普通のバイオリンを買えば良かったという話になります。
量販店でバイオリンを買うと故障した際にトラブルも
また、電子バイオリンに限ったことではありませんが、楽器は量販店ではなく直営店で買った方がいいです。アフターサービスの観点からです。
量販店で購入したものが故障した場合、販売店とメーカーのたらい回しになることはたまにあります。
アフターサービスがある直営店などで購入するのがベストです。
音は生バイオリンに及ばない→弦交換で音質アップ
なお、電子バイオリンは生バイオリンに比べて音質面で劣るのは致し方ないところではありますが、弦を張り替えることで音質が良くなったという声は良く聞きます。
ドミナントあたりの弦に張り替えれば良いと思います。
ということで、過去に一度バイオリンを挫折した方に対して、再チャレンジする際の教本選びと注意点について解説致しました。
是非、今度こそバイオリンをモノにして頂き、名曲を披露できるほどの腕前になって自信を深めて下さい。
バイオリンを新に購入する場合は教本付きのバイオリンをおすすめします。
